みなさん、こんにちは。江俣歯科医院院長、歯周病指導医・インプラント専門医の江俣です。 週末は東京・原宿で岡口先生のSJCDマイクロエンドアドバンスコースに参加してきました。
アドバンスは難治症例の対応です。根管治療は歯科治療のなかでも非常に難しい治療です。今回も痛感したことはマイクロスコープなしで根管治療は有り得ないということを改めて感じました。
得たポイントは2つあります。
一つ目は岡口先生は「根管の汚れをしっかりと確実に除去することで、ほとんどのものは治る」とおっしゃっていました。そのためにOkマイクロエキスカという器具を使用します。マイクロスコープ用の小さなスプーンみたいなものです。耳かきをイメージしていただけると分かりやすいです。なんと先端は0,2ミリという大きさです。その角度が何種もあり、状況によって使い分けます。
角度など大きさで10種類以上あります。
2つ目は根管を封鎖する根管充填でMTAの使用です。非常に封鎖性の高い材料です。ただし、根管に入れて封鎖する場合に緊密に入れるにあたっては、高度な技術的な部分を求められます。
岡口先生が丁寧にデモをおこないます。
宿題で製作してきた本当の歯をつけた模型を使用し、何回もMTAセメントの根管充填をおこないました。
根管充填した歯を実際にレントゲン撮影し評価します。
明日の臨床にすぐ使える、歯内療法テクニックが満載の内容での晴らしい2日間であっという間でした。岡口先生本当にありがとうございました。