みなさん、こんにちは江俣歯科医院院長、歯周病指導医・インプラント専門医の江俣です。
先週は歯科医師になった30年前、歯科臨床の右も左もわからないころ「基本のき」から教わったⅯ先生に久しぶりにお会いました。
「このような時代だからこそ、歯周病をきちんと治し、コントロールできることは、私たち臨床家にとって当然の責務であり、歯科医師の品格だな」と話されました。
歯周病は、30歳以上80%が罹患しているといわれています。もはや国民病です。罹患してない患者さん対象の予防歯科も大切ですが、すでに重度に罹患され深刻に悩んでいる患者さんを治せることはそれ以上に大切と思っています。また建物の基礎工事と同様に、歯周治療はそれ自体が目的でなく、インプラント治療や審美修復、補綴処置、そして矯正治療、すべての歯科治療をする前に終えておくべき歯科治療の基本です。
昨今、歯科治療の先進技術や先進予防歯科が紹介されますが、そういう時代だからこそ罹患されてしまって深刻に悩んでいる歯周病患者に、更に気を引き締めて真摯に取り組んでいこうと再認識しました。歯周病治療に導いてくださったⅯ先生には本当に感謝です。