みなさん、こんにちは江俣歯科医院院長、歯周病インプラント専門医の江俣です。
進行した歯周病の治療に次亜塩素酸を主体とした歯科用の水溶液の治療効果についてのお問い合わせが多いので今回はそのお話をします。日本歯周病学会は、2010年に以下の公式見解を出しました。
〈次亜塩素酸を主体とした歯科用の水溶液の歯周治療への応用については、研究途上の段階で科学的根拠が十分であるとはいえず、日本歯周病学会としては安全性や有効性について学術的な場で充分な討議が行われた後に、臨床に応用されるべきであると考える〉
よってその効果を認めることはできないと発表しております。
歯科医によっては効果があるという意見があります。また、実績をだされてる歯科医師もいるかもしれませんが、日本また世界的にも専門家からはコンセンサス(同意)を得られてないのが現状です。