みなさん、こんにちは宇都宮市で歯科医院を開業している江俣です。
先週もあわただしい日が続きました。師走ですね。
今回は基本的なことですが、患者さんからよく質問されるのでお話します。
「自分の歯の黒いところは虫歯ではないですか?」という質問です。ほとんどが着色であったり、レジン充填が変色してることが多いです。虫歯であっても色は問題ではありません。目で見て感染している虫歯(象牙質)を見極める事は不可能です。では、何で診断するかというと、①虫歯の染め出し液(う蝕検知液)②虫歯になった部位の「歯の硬さ」です。染色せず硬い場合は削りません。感染してない象牙質と考えるので、これを取るとオーバートリートメントとなり、神経にとって不必要なダメージを与えてしまうことになります。どこまでが虫歯で、どこまでが健康な歯かをどうやって見極めているのか、基本的なことですが、とっても大切なことです。
う蝕検知液です。
赤く染まった部位が感染象牙質です。