難易度の高い前歯の薄い歯肉のインプラント治療 | 宇都宮市で歯医者・歯科をお探しなら江俣歯科医院

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2017.11.27 新着トピックス 難易度の高い前歯の薄い歯肉のインプラント治療

みなさん、こんにちは宇都宮市で歯科医院を開業している江俣です。
来週から12月です。今年も、あと1か月になりましたね。
今回はインプラントのお話です。  

 

歯周病専門医として、歯をどのようにしたら残るか、まず考えますが、どうしても難しいことも多いです。 インプラント治療で最も難しいのが歯肉の薄い前歯のインプラント治療です。審美的回復が難しいからです。そのためには①抜歯即時(抜歯と同時にインプラントを埋入)②骨造成(GBR)③歯肉の移植(結合組織移植)を行うことが多く、高度な専門知識と十分な臨床経験が必須です。

では、当クリニックの歯肉が薄い前歯インプラント治療の実際の治療について解説します。

 

患者さんは健康な歯を削って、ブリッジにするのは嫌とのことでインプラント治療を希望でしたがほかの医院で「骨が少なく歯茎が薄く足りないため、インプラントの歯だけ長くなってしまう可能性があるのでウチでは出来ない」といわれ当院に相談しました。

ブリッジ治療は、両隣の健康な歯を削らなければいけません。健康な前歯と同じく再現することは難しく、削った箇所が原因となって虫歯になってしまうことも多いのです。インプラントは健康な歯を守ることにも繋がります。

43歳 男性の方です。

 

赤丸の残根で抜歯が必要です。歯肉が薄く、退縮(下がっている)のがわかります。

 

 

できるだけ骨を温存したいため、抜歯と同時にインプラント埋入し、同時に骨造成(GBR)をおこないました。

 

 

3か月後です。歯肉は上がってきましたが、歯肉の不足のため陥没してます。

 

 

歯肉の移植をおこないました。

 

 

インプラントの仮歯がはいりました。このあと仮歯の調整をして最終てきな被せ物の歯型を取る予定です。

 

最近ではインプラント治療を行う歯科医院が増えてますが、治療を受ける歯科医院選びの基準のひとつとして、自分に似た症例の治療を多く手掛けている歯科医院を選ぶことが挙げられます。