歯を失う原因は? | 宇都宮市で歯医者・歯科をお探しなら江俣歯科医院

新着トピックス

宇都宮市の江俣歯科
ご予約:028-643-2525

駐車場11台完備

2017.07.24 新着トピックス 歯を失う原因は?

みなさん、こんにちは宇都宮市で、歯科医院を開業している江俣です。

ようやく梅雨明したようですが、週末はそうでいないような天気でしたね。

歯を失う原因は歯周病、虫歯と思いますが、私の日々の治療の実感ではとくに40歳から60歳の年齢ではそれより歯根破折が多いように感じます。歯根破折とは、文字通り歯の根にひびが入ったり、最悪の場合は根が完全に割れてしまう状態です。例えば歯肉は腫れて来院する患者さんは歯周病が原因と思われていますが、原因は歯周病でなく、歯根破折を起こしていた場合は多いのです。ほとんどのケースで残念ですが、決定的な治療はなく抜歯になる場合が多いです。原因は神経をとって太い金属の土台が入った歯を長年使っていると、歯は枯れ木と同じようにヒビがはいってしまうのです。よって神経を取った歯を長年使ってる40歳から60歳の年齢の方に多発します。

歯根破折に関しては決定的な治療方法はないので、破折予防を意識した治療をするというのが現実的です。という事は、なるべく神経をとらない、もっと大切なことは再治療すればするほど歯が弱ってきますから、できるだけやり直しをしない精密で精度の高い治療を行うことです。

歯肉が腫れていました。被せ物を外したら根にヒビがはいっています(赤丸)。

抜歯すると完全に割れていました。