みなさん、こんにちは。宇都宮市で歯科医院を開業している江俣です。

３連休はいかがお過ごしでしたか？
連休中は歯周矯正治療のプライベートセミナーで福岡でした。

３連休でしたので、羽田空港は大混雑でした。

歯周矯正治療ではレベリング・アライメントという術式をおこないます。

福岡のお土産はいつも「梅の香ひじき」を買います。

では今回は歯周矯正治療のお話です。
中等度以上の歯周病になると歯が動いてしまい、歯周病治療単独のみの治療では限界があります。そのためには歯周矯正治療をおこなう必要があります。歯周矯正治療は、専門的要素を多く含んでいます。歯周病は強い力がかかる事で、より強く歯周病が進行する可能性があるとも考えられております。矯正力も強い力になりますので、矯正治療中の歯周病の再発も充分にコントロールしなければなりません。当院では矯正治療は矯正専門医と密にコミュニケーションを取り合って、患者さまにとってベストな治療を提供していますが、歯周病の患者様の歯周矯正治療は歯周病専門医である私自身がおこなっています。

４１歳　男性の方です。歯がグラグラして咬めない、という主訴で、当院に来院しました。抜歯した隙間と歯周病によって、動いてしまった歯は矯正治療をおこないました。

赤丸の歯がグラグラして、抜歯になりました。

初診時
初診時のお口の中の写真です。歯と歯茎の境に汚れが見られます。また下の歯の歯並びが悪いのがお分かりいただけると思います。喫煙をしていますので、歯肉の治りもよくないです。

レントゲンではかなり骨が喪失しています。重度の歯周炎です。

歯周基本治療（一般的な歯周病の治療）を行いました。患者さんのブラッシング、歯科衛生士・歯科医師による治療により、炎症は落ち着いてきました。歯肉の状態はかなり良好になりましたが、赤丸は残念ですが、抜歯の適応です。矯正治療を選択しました。

抜歯した隙間と歯周病によって、動いてしまった歯は矯正治療をおこないました。
きれいな歯並びにすれば、見た目はもちろんのこと、その後の歯ブラシもしやすくなり、歯周病の再発を防げます。