駐車場11台完備
みなさん、こんにちは、宇都宮市で歯科医院を開業している江俣です。
前回は予防、メインテナンスにおいて規格性のある検査の継続の重要性のお話しをしました。そのなかでも重要な検査のひとつにバイトウィング(咬翼法)レントゲン検査があります。アメリカの歯科医院においては必ずと言っていいほど検診時にはバイトウイング法レントゲンを撮影しますが、日本の歯科医院では少ないようです。目で見て怪しいと思った場所や、患者さんからの症状がでてからのレントゲン撮影検査では手をくれのことが多いのです。
バイトウイング法は2枚のレントゲンで奥歯すべてのカリエス、特に隣接面のカリエスの診査や軽度な歯周炎の診断、また補綴物の欠陥発見など調べることができます。当院では、予防・メインテナンスでは半年から1年に1度はバイトウィング(咬翼法)を撮っています。とくに臼歯部においては、歯の間の虫歯はかなり大きくならないと、 発見することができません。近年、虫歯を診断するダイアグノデントという機械が開発されましたが、これも検査のやり方によって数値にばらつきが出ので、確実な診断方法ではありません。
口腔内写真では、問題がなさそうに見えますが、バイトウイング(咬翼)法レントゲンを撮ったところ、歯の間に虫歯があることがわかりました。より早く異常を見つけることができました。
バイトウイング(咬翼)法で撮影したデンタルレントゲンです。
バイトウイング法レントゲン撮影は、通常のレントゲン撮影より難易度の高い撮影方法です。