駐車場11台完備
みなさん、こんにちは、宇都宮で歯科医院を開業している院長の江俣です。
今週から6月にはいり、衣替えです。当院のスタッフも新しいユニフォームになりました。
今回も歯周治療と矯正治療のお話をします。 成人にたいして矯正治療を行う場合は、若年者と異なり「歯周病」に対する配慮を忘れてはいけません。とくに歯の移動にのみ気をとられて、歯周組織にたいする問題意識を忘れてしまう場合も少なくありません。
先週メインテナンスに来院した患者さんです。 32歳女性、右上奥歯がグラグラするとうことで2012年3月に来院しました。矯正治療を3年前にして現在リテーナーを使用中とのことでした。
初診時の10枚法エックス線
矯正治療のため第一小臼歯4歯抜歯しています。 赤丸は歯周病が進行し歯を支えている骨がなくなっています。青○は感染源が付着しています。
メインテナンス時の10枚法エックス線
残念ですが上顎両側の奥歯は抜歯になり、インプラント治療をおこいました。青○はスケーリングルートプレーニング(非外科処置)で感染源をとり骨の再生がみられます。 メインテナンスにはいり2年、患者さんは熱心に来院してます。
歯周病は強い力がかかる事で、より強く歯周病が進行する可能性があるとも考えられております。 矯正力も強い力になりますので、確実に歯周病治療を行った後に矯正治療へと進む事が大変重要となります。