駐車場11台完備
みなさんこんにちは宇都宮市で歯科医院を開業している院長江俣です。 年度末で提出書類や報告書が多い毎日です。
今回はインプラントの話題です。先週行ったインプラント処置は骨の幅が薄い場合に応用するインプラント外科処置を行いました。
インプラント手術において一番頻繁に問題となることはインプラントを埋入するのに十分な骨量がないことです。とくに前歯は骨の高さには問題ないですが、幅が不足してることがおおいです。このようなとき骨の頂上部にクサビのような形の特殊な器具を挿入しながら、少しずつ骨幅を広げインプラントの埋入が可能な状態にします。スプリットクレスト法という骨造成法です。
赤丸の部位にインプラントを埋入する予定です。
赤丸の部位のCT検査像です。骨が先細りしているのがわかります。
CTデータをもとに、インプラントの埋入をシミュレーションし、精密な計画を立てます。前歯のインプラントで難しいのは、埋入位置が0,5mmと狂うと取り返しがつきません。
ピエゾサージェリー(超音波医療機器)で骨を安全に切削し、骨の頂上部にクサビのような形の特殊な器具を挿入し、慎重に二分割して骨を広げます。このときが一番神経が集中します。
骨を2分割しそのなかに、理想的な位置インプラントの埋入終わったところです
レントゲン像です。
術後のCT画像が重要です。シュミレーションとほとんど同じ位置に埋入できました。 前歯のインプラント治療は、他の部位の治療とは異なり骨造成や歯肉の移植など、難度の高い治療になることが 多いです。