みなさん、こんにちは院長の江俣です。

いっきに寒くなった昨日　一昨日の土、日は歯内療法（根の治療）の二日間の講習会に参加しました。

以前から行きたかったのですが、なかなか行けずに今回やっと念願叶い参加できました。
講師の石井先生は米国で歯内療法専門医資格を取得され、根管治療を専門として、それのみの治療を行う日本では数少ない米国歯内療法専門医です。

歯内療法は自分の歯を一生使うためにとても大切な治療です。専門医制度が確立している米国で歯科学生に現在一番人気があるのが歯内療法専門医です。日本でも歯内療法専門医になりたいという先生が増えてきましたが、米国（ヨーロッパ、台湾や韓国、インドネシアでも人気があります。）のような人気とはほど遠いのが現実です。日本で人気がない理由は、難易度の高く、神経を扱う高度な治療であるにも関わらず、保険診療ではあまりにも時間的、器具的などさまざまな制約がでてくるからです。講義を受け歯内療法は世界基準と日本基準の差がこれほど広がっているのかと感じました。

1日目は根管治療の予後が悪いのは基本的ルールが無視されて無菌操作が行われていないからとう講義から始まりました。 そのためにラバーダム防湿をすることです。

石井先生は大学の後輩でして、卒業して一般歯科で開業しましたが、日常の臨床に疑問を持ちアメリカに留学されました。その努力は大変なことだったでしょう。 患者さんの利益になるために「世界基準」の治療方法を行っていきたいです。