駐車場11台完備
みなさんこんにちは院長の江俣です。
先週の休診日は知人の家庭菜園に手伝いに行きました。ジャガイモの花を始めて見ました。
かわいい花をつけていましたが、花が栄養を取ってしまうため、全部摘んできました。収穫が楽しみです。
では歯科の話にしましょう。
インプラント周囲炎について数回お話しましたが、インプラント周囲炎になり、治る可能性が低い場合(グラグラ動く、骨との結合率が5ミリ以下)には早急に摘出することが大切です。再度インプラントを行うのであれば(インプラントリカバリー)そのときは骨を再生する(骨造成 GBR)治療法を行うことが必要になります。そのまま放置しておくと骨吸収が進み骨を再生する治療がより難しくなる傾向があります。
赤線が本来の骨の位置で、青の線が吸収してしまった現在の骨の位置です。
細菌感染により、インプラントだけでなく天然歯も骨がかなり吸収してしまった状態です。感染は下顎管(神経や血管がある)まで及んでおり、もっとはやい摘出が必要でした。インプラントと天然歯をつなげていることも摘出が遅くなった原因かもしれません。
除去したインプラントと歯牙 インプラント表面は感染で色が変化しています。
骨の吸収が大きいため、骨造成(オープンバリアメンブレンテクニック)のみをおこない、期間をまってインプラント埋入しました。
インプラント埋入時も骨再生治療(GBR)を併用しないといけませんでした。
現在骨も再生し、歯肉も安定しています。このあと被せ物の治療にはいります。