駐車場11台完備
みなさん、こんにちは院長の江俣です。
6月1日(土)は、第56回春季日本歯周病学会学術大会に当院の衛生士4人と参加のため休診とさせていただき、土曜日にしか来院できない患者さんにはご迷惑をお掛けしました。その報告をします。
今回の会場は都営新宿線・船堀駅に隣接したタワーホール船堀でした。
日本歯周病学会大会は、全国から国民の歯周病治療を支えている歯科医師・衛生士が最も多く集まる大会です。今回3,000人以上の参加者があり、一日目は歯科大学の教授の研究発表が中心で歯周病治療の最先端の研究などが紹介されます。二日目は臨床で活躍されている先生方の講演が開催され参加者も増え、会場がとても賑わってきます。
当院の衛生士3人は認定衛生士更新のため教育講演参加が必要になります。今回は大会が東京なので大きな会場なのに立ち見がでるほどでした。
2日目は、ほぼ全てが『インプラント周囲炎』に関する講演でした。特に特別講演のSwedenのStefan Renvert 教授の講演はとても有意義でした。Renvert教授はインプラント周囲炎をはじめ数多くの論文を書かれている、その道では世界的に著名な先生の1人です。
演題は"Epidemiology ,diagnosis and treatment of peri-implantitis."「インプラント周囲炎の疫学、診断、治療について」
内容は
わたしなりの結論は、
またシンポジウムIIで東京医科歯科大学付属病院 インプラント外来の宗像先生は、
「現在の保険治療ではインプラント周囲炎の治療方法は除去のみがみとめられ、保存療法は保険治療では行えない状況で、日本においては発症率自体把握されておらず、インプラント治療の前に周囲炎のリスク等を説明している歯科医師はすくないのではないだろうか」
と講演されていました。
今回の新着トピックは学会備忘録になってしまいましたが収穫のある一日でした。