駐車場11台完備
みなさん、こんにちは院長の江俣です。
5月18日(金)19日(土)は日本歯周病学会学術大会が札幌で開催され、院長 スタッフ一同参加のため休診と致します。患者様にはご迷惑をおかけしますがご理解のほど、よろしくお願いします。
先週はサイナスリフトと同時に2本インプラントを埋入しました。 サイナスリフトは、上顎の奥歯にインプラントを埋入するための骨が足りない人に行う手術です。この術式は非常にデリケートな術式で注意しなければならないポイントがいくつもありますが、とくに上顎洞の部屋別れ(隔壁)の存在、後上歯槽動脈といって、血流の良い血管の存在です。血管の走行は通常の歯科用レントゲンではまず分からなため精度のよい歯科用CTの撮影、CT読影能力が必要です。
先週のオペは血管の走行が確認できたので、ピエゾサージェリーを使って、骨の中を走っている血管を除いておこないました。
よってサイナスリフトにはCT撮影また読影能力、危険性を避けるに、血管を避ける手術の仕方を立案し、万一に備え止血の手技が出来る能力が重要です。
治療前のレントゲン 左上奥歯の白い線(筒状)にインプラント治療の予定です。青い線が上顎洞です。骨が不足しています。
インプラント治療予定部位のCT像 赤丸が血管です。
ピエゾサージェリーです。インプラント治療において難しい高度な、上顎洞挙上術や骨移植術などが必要とされる場合、とても強力な超音波により骨の切削を行う機器で、通常のドリルやバーなどの回転による切削と異なり血管などを損傷ぜず安全に手術をおこなうことができる最新の機器です。
サイナスリフトと同時にインプラントを埋入しました。
術後のレントゲン 赤丸の部位がサイナスリフトとインプラントの部位です。理想的な位置に埋入できました。