駐車場11台完備
みなさんこんにちは院長の江俣です。
久々の更新です。海外の学会から帰ってくる仕事もたまっており、整理が一苦労です。 やっとこの頃落ち着きました。
さて歯科の話にしましょう。 先日「現在通院している歯科医院では抜歯と言われたが抜きたくない、他に治療方法があるのではないか」という患者さんが来院しました。
下の写真は来院された患者さんのレントゲン写真です。 本来ならもっと早期に抜歯すべきであったと思われます。“出来るだけ自分の歯を残したい!”誰もがそう願うのは当然だと思います。歯周病専門医はそういった観点から、まず、最初にどうすれば出来るだけ多くの歯を残せるかを考えて治療を始めます。
しかし、全ての歯が保存できるとは限りません。無理に歯を残すと周囲の骨がさら吸収し、挙句の果てには隣の歯の歯槽骨まで影響を及ぼします。特に歯根の先まで完全に歯槽骨が吸収した歯は“抜歯”以外治療方法はありません。口腔内全体を考えた場合、歯を残すことにこだわっていると何の治療もできず悪化することが多いのです。
患者さんは1時間以上説明して 何とか理解してくれました。でも…、いくら説明しても理解してくれない患者さんもいます。残念です。