駐車場11台完備
みなさんこんにちは院長の江俣です。 7日(土)8日(日)は宇都宮の夏の一大イベント「ふるさと宮祭り」が行われ、新聞によると約25万人の見物客でにぎわいました。私の町内会の子供みこしもでました。雨も降らずよかったです。
さて歯科の話をしましょう。 前回に続いて歯周病の診断においてCT画像の有効性についてお話します。 歯周病は歯槽骨(歯を支えている骨)が無くなる病気ですが、骨の無くなり方(骨欠損)の状態で、治療方法が決定します。従来は2次元的なレントゲンと歯周ポケット検査を頭の中で組み合わせて骨の欠損の形を想像していましたが、CTによる3次元的画像から、実際に骨の欠損状態がより確実にわかるようになりました。先日再生療法を行った治療例を紹介します。
従来のレントゲン画像です。骨がだいぶ喪失(赤線)して抜歯の適応でしょうか。
上記レントゲン画像のAのラインでのCTの断面です。外側の骨(赤線)が残っていることが確認できました。
術中です。 CT検査から歯周外科も事前に線密なプラニングが可能になり、骨がないところには切開線をいれず、最小限の術野が可能です。
縫合時
CT導入してから歯周病の進行度が確実に分かり、抜歯の適応か、再生療法が可能か、従来の「開けたとこ勝負」的な歯周外科も事前に線密なプラニングが可能になり、まさに画像診断の革命が始まったという実感です。