駐車場11台完備
みなさん今日は、院長の江俣です。
久々の更新です。毎日暑い日が続いておりますが、皆さんはお元気でしょうか? 私は寒いよりは暑いほうが好きですが、これだけ暑いとクーラーに頼り過ぎて体調がすっきりしませんね。 前回CTを導入したことを新着トピックでお伝えしました。 CTはインプラントの診断に有効ですが、それ以上に歯周治療、歯内療法(根の治療)に威力を発揮することを痛感してます。歯周治療、歯内療法の症例は次回お伝えするとして 先週サイナスリフト(骨造成)をしてインプラントの手術をおこないました。治療後にCT撮影して治療が計画どおりにできていたかチェックした症例をお伝えします。
ご紹介で向かって右上奥歯が欠損してインプラントを希望された患者さんです。
治療前のパノラマエックス線像です。骨の状態が不鮮明でレントゲンの2次元の限界を感じます。
治療前のCTは医科用です。内側には骨があるのですが、全体的に上顎洞まで骨が3mmしかなくサイナスリフトによる骨造成が必要です。 ポイントは埋入部分の内側に小さな隔壁(骨の突起)があることです。 内側の骨をねらって傾斜埋入もあると思いますが、リスクが大きいです。
術後パノラマエックス線像です。骨造成がしっかりできているかはレントゲンの2次元の情報には限界があります。
当院で導入した治療後の断面CTです。医科用CTより画像が鮮明なのがお分かりですか。
ポイントは内側の隔壁のところまでサイナスを挙上したところです。これ以上上げると膜を破ってしまいます。
今まで、自分が施術した後のCT画像を見る機会はほとんどありませんでしたが、CT導入で、治療が計画どおりにできていたかチェックと、時間をおいたときにどのようになっているかの再評価ができ、今後の治療方針も大きく変わってくるでしょう。