駐車場11台完備
みなさんこんにちは、院長の江俣です。 先週は診療が終わってから、症例検討会とお世話になっている先生の祝賀会で2回ほど東京に行きましたが、いや~、寒かったですね。雪も降って真冬でした。
では歯科の話にしましょう。 一昨日のインプラントの手術は骨造成を伴う手術でした。
患者さんは4年前に、右奥歯を当院でインプラント治療をしまして、反対側の歯が折れている可能性があるので、治療を勧ましたが患者さんは痛くないのでこのままでいいということで、その後来院せず、去年の12月お痛みがあり救急で来院しました。
レントゲンをとると歯は割れていてその周りの骨も大きく無くなっていました。患者さんはインプラントが良く噛めるので、反対側もインプラント治療を希望されましたが、骨造成をしないとインプラント治療はできないお話をしました。骨造成を伴うインプラント治療はいろいろな面で患者さんに負担がかかります。
基本的に歯を残すとういのが第一前提と思いますが、現在歯科治療においてインプラント治療は大きな選択肢の一つとなっていることから、歯を残すのか、それとも骨を守ってあげて、噛める喜びや楽しみを守ってあげるのか、どうすれば患者さんが幸せになれるか、自問自答している毎日です。
お痛みがでた歯の周りは黒くなり骨が無いのがおわかりですか。
これだけ、骨欠損が大きいと、グラフトレス(傾斜埋入、ショートインプラント)やスプリットクレストは難しいと思います。ブロック骨か、GBRの骨造成が適応症だと思います。
術後のレントゲンです。