駐車場11台完備
みなさんこんにちは、院長の江俣です。 新年度がはじまりました。1日から医療保険制度が改正されましてご不明な点があれば遠慮なくお問い合わせ下さい。
これまでのプロビのお話は、患者さんにはわかりづらいかもしれませんが本来歯科治療はとっても時間と労力がかかるということが分かっていただけたでしょうか。
今回もプロビのお話を続けますね。
プロビの役目には、咬み合わせに問題がある場合に、かみ合わせの改善(変えるため)に使います。
どういうことかといいますと、
歯科の治療で重要なのは、 咬み合わせ(補綴)です。良い噛み合わせとは簡単に言いますと、顎の関節のいい状態で上下の歯がキチンと咬み合い、また前後左右に下の顎を動かした時に、スムーズに動ける状態のことをです。しかし被せ物が正しいかみ合わせでないと、よく噛めない、痛い、食べ物が美味しくないなどの症状がでてきます。
では治療例を紹介します。
患者さんはなんか咬みづらく、よく噛めない。と来院しました。奥歯はほとんど銀歯の被せ物がはいってます。その場限りの対処ではなく、全顎的治療が必要な難しい症例です。
咬み合わせの診査をしました。この患者さんの咬み合わせには問題があるので、歯は噛ませず顎の関節での記録で咬合器につけて診査します。専門用語で中心位といいます。この概念はいろいろ議論があるところです。
模型の診査からいろいろな情報が得られました。
咬合器上で適正な咬み合わせから診断用ワクシングをして咬み合わせの設計図をつくりました。
診断用ワクシングからプロビをつくり、患者さんにつかってもらって、経過観察しています。
具合がよいことがわかったらプロビとおなじ咬み合わせで仕上げます。治療途中なのでまた報告します。