駐車場11台完備
今日は院長の江俣です。 先週は大寒波がやってきたということで大変寒かったですが、今週はすこしは和らいだ感があります。 本日はクリスマス。皆さんはどのように過ごされていますか?
本日はメタルフリーのお話です。 先日いらした患者さんは犬歯の奥の歯が1本欠損し、第一選択はインプラントですが、インプラントを入れるのはイヤだということでした。審美性も気にされるかたなので(被せる部位は審美ゾーンにはいりますので)見た目の美しさだけでなく強度面と歯茎との相性がいいジルコニアブリッジで治療しました。
従来ブリッジは強度が必要なため、金属で骨組みを作ったうえで表面にセラッミックをはりつけるメタルボンドブリッジが適用されていました。しかし、より自然で綺麗な歯をつくるためにジルコニアを用いることで高い強度を実現した金属をいっさい使用しないブリッジができるようになりました。
治療前
治療中
ジルコニアブリッジ (金属をまったく使用していません。)
治療後
奥歯のセラミックはチッピング(欠ける)という人がいますが、それは適切な咬合面形態や顎の動きを考えないで製作することも原因のひとつですし、ジルコニアをカットバックすることも重要です(非常にマニアックな話です)。また増やす咬合調整(非常に専門的です)はセラミックしか出来ないです。ジルコニアブリッジを成功させるには、歯科技工士と歯科医師の技術力(咬み合わせの知識・型どりの精度)がかかせません。ただし咬み合わせの強い人やはぎしりをする人は避けたほうがよいでしょう。世界の流れは確実にジルコニアに向かっています。
適切な咬合面形態 本多正明先生からのセミナー資料から引用させていただきました。