駐車場11台完備
みなさんこんにちは院長の江俣です。
最近暖かくなったと思ったら、金曜日(9日)は全国的に夏日だったようです。診療中エアコンをいれようか迷ったぐらいでした。
さて歯科の話に戻ります。 1goal―2specialty とはアメリカの歯科治療でよくいわれることで、1goal=患者さんの治療のゴールを目指して、2specialty=歯周病専門医と矯正専門医が連携しましょうということです。それほど歯周治療と矯正治療は密接なのです。
歯周病は細菌(プラーク)=バイオフィルムが原因ですが、歯並びがわるいと、本来加わる力と違う方向から力がかかり歯は、さらにどんどん歯がグラグラになり支えている骨が失われます。よってバイオフイルムを除去するだけでなく、歯を正常な位置に戻す矯正治療が必要です。最終的には噛み合わせをしっかり治すことが、歯周治療の最終目的です。
また歯周病の問題をのこして矯正歯科治療を始めると それは、歯が動くシステムの歯周病が進行すると破骨細胞と骨芽細胞の働きが阻害されてしまい、矯正歯科治療ができなくなってしまのです。簡単に言うと歯がぬけてしまう可能性があり、歯周病を治してからでないと矯正治療をはじめないといけません。
「歯並びを治したい」と矯正歯科を訪ねてはじめて自分が歯周病だと知る、というケースも少なくないようです。
では実際当院で歯周治療と矯正治療の連携した治療例(1goal―2specialty)をご紹介しましょう。
レントゲン10枚法(歯周病の検査では必須です。)とりました。骨の吸収(進行した歯周病)がみられます。歯周病菌だけが原因でなく、歯の位置が悪いため奥歯に悪い力がかかり、歯周病を進行させています。 よって再生療法と矯正治療によって歯周病を治しました。
歯のポジショニング(位置)がよくないです。
臼歯部すべてに再生療法をおこないました。
〈術後のレントゲン〉骨の再生がみられます。