駐車場11台完備
皆さんこんにちは、院長の江俣です。
皆さんのお口に入ってる金属冠やらセラミックの被せ物はどうやって作ってもらったか、覚えていらっしゃいますか?きっと型採りをしたはずですね。 網(トレー)に盛られたゴムのようなドロドロしたものを入れられ、そのまま静止すること3~4分。大変苦しいですね・・・。 この作業を「印象採得」と呼びます。今回は、印象採得について説明させて頂きます。 テレビをつけると歯はとても白くて綺麗なのに歯ぐきが真っ赤に腫れあがっている芸能人を多くみかけます。被せ物と歯があってないためです。また被せ物が長持ちしない原因にはいろいろありますが、被せ物と歯があってないため、そこから虫歯になってしまたり歯肉が腫れてしまうことが多いのです。そのために精密な印象採得が重要になってきます。
被せ物の歯肉が腫れています。
被せ物をはずすと虫歯が進行しています。
被せ物が合ってない状態です。
印象採得には実に多くの材料があり、その方法も実に様々です。
最もポピュラーなのは、寒天アルジノート法と呼ばれる方法です。コストが安く比較的簡単にある程度までの精度を出すことが出来ますが、所詮寒天ですので、精度はあまり高くないといわれています。また、機械的強度が低いため、口の中から撤去する際に薄い部分がちぎれてしまったり変形が多いのが最大の欠点です。したがって、当院では高い印象精度が要求されるインプラントやセラミック等の印象には絶対寒天アルジネート法は用いず精度の高いシリコン印象法を用います。
シリコン印象法が一般的に使用されていない理由は
(1)ランニングコスト(材料費)が高い
(2)適切な使用方法が難しい等が考えられます
次回は実際の治療例で印象採得のお話をします。