当院では院内感染を予防するために、世界で最も厳しいヨーロッパの基準クラス B 滅菌レベルを満たした最新の機器を用いて、治療に使用する器具の滅菌を徹底して行い、清潔で安全な環境で治療を行っています。ヨーロッパの歯科先進国では多くの歯科医院で導入されていますが、日本ではまだまだ普及していません。
クラスBオートクレーブとは、ヨーロッパの基準EN13060に準じたオートクレーブのことを表します。このEN13060とは「あらゆる種類の滅菌物(固形、包装、多孔性、中空のある物)を完全に滅菌できる」ということを意味しており、このEN13060に準じているものは”クラスBのオートクレーブ”とされています。
日本の多くの歯科医院で使用されているオートクレーブ「クラスN」では、コントラやタービンに入り込んだ血液や唾液の除去や滅菌を完全に行うことができません。当医院では日本より遥かに厳しいヨーロッパ基準規格「クラスS」の滅菌器MELAG社(ドイツ)の「メラクイック12+」と、ハンドピース自動洗浄・注油システム「iCare」を使用しています。 「メラクイック12+」は、タービンの内部の残留空気を抜き、蒸気を細部にまで行き渡らせハンドピース内に入り込んだ血液や唾液の除去し滅菌できる優れものです。
メラクイック
ハンドピース自動洗浄・注油システム「iCare」
治療を行う際には、歯を切削した際に出る粉塵や血液、唾液などがしぶきとなって飛散します。このしぶきには細菌が含まれており、院内感染のリスクをもたらすことから、飛散を最小限に抑えるために最新のすべてのユニットに口腔外バキュームを使用してます。
当院では、コップやエプロンまで、可能な限りディスポーサブル(使い捨て)を徹底しています。また、使用するミラーやピンセットは、個別の滅菌パックに入れて滅菌器にかけます。