根分岐部病変3度でトンネリングをおこなった治療方法 | 宇都宮市で歯医者・歯科をお探しなら江俣歯科医院

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根分岐部病変3度でトンネリングをおこなった治療方法

患者さんは41歳男性の方です。主訴は歯がぐらぐらして咬めない
トンネリングとはIII度の根分岐部病変のとき、歯周外科をおこない、歯ぐきや骨の形を修正し、根分岐部に歯間ブラシが入るスペースを作り歯間ブラシできちんと磨くことにより進行を防ぎます。

治療前

赤い部分の骨が破壊されています。

術中

歯周外科処置をおこない、トンネリングをおこないました。

治療後

根の間に歯間ブラシが通るようになりました。しかしこの処置をするには、根の間が虫歯になりやすいので、しっかりブラッシングでき、メインテナンスに来院できる方が適応症です。
イタリアの歯周病専門医Tonettiは、「根分岐部病変は充分マネージメントが可能(歯を保存できる)である。歯根分割や抜根のために抜髄すれば歯根破折のリスクを増やす、だから生活歯(神経をとらないこと)でいきたい。できるだけインプラントに置換することは先送りしたい」と言ってます。